インストール
C言語の開発環境等のソフトのインストール方法は、基本的に検索で見つかる事が多いです。ただ自分の環境ではできないという事も良くあります。そんな時は書籍を購入しましょう。本の方が正しい方法が書かれている事が多いです。有償のものはインストーラの指示に従えばできる場合が多いのですが、無償のものは難しかったります。
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アプリ
アプリといってもいろいろあります。スマートフォンやタブレットのアプリ、パソコン用OS上で動くアプリケーションプログラムがあります。
Apple社のスマートフォンやタブレットおよびMacOSは、Objective-Cがメジャーとなっています。
AndroidOS用アプリはJava系が多く、言語仕様上ガベージコレクションの無いC言語によるアプリ開発は難しいあるいはできないかもしれません。
LinuxはEclipseにCDTを組み込んだものが多いかもしれません。
Windowsパソコン用OSアプリケーションソフトはVisual C++が楽だと思います。
CからAPI経由でウィンドウを表示させる事はできますが、面倒です。
MFCを使ってアプリケーションを作りたい人は、C言語をマスターした後、C++言語をある程度かじって、MFCについてわかりやすく書いてある本で勉強するとMFCがバリバリ使えるようになります。古い技術ですが、作りごたえはあります。仕事で使うと覚えるのが速いのですが、なかなかそうもいかないのですよね。Visual C++の案件は生産性が良くないためか、他の言語と比べて少ないような気がするので。
C言語の開発環境
結論から言えばVisual C++が良いと思います。
現在一番シェアの大きいOSはWindowsだからです。普段使い慣れたOS上で動くソフトを作れるのはうれしい事ですし。Unix系OSやMacOSを多く使う人には事情は変わってきますが。
結論の根拠は個人的な事なのですが、Linuxを個人のパソコンにインストールしても、Windowsの便利さに押されてLinuxはなかなか使わないからです。LinuxにもEclipseのような優れた開発環境があるのは事実ですが。
ただ最近のバージョンのVisual C++に、C言語の教科書・入門書のソースプログラムをそのまま打ち込んでビルドをかけると警告が表示されるのが、人によっては一押しされない理由かもしれません。ファイルの入出力に関連した関数がらみの文法に独自の改良が加えられているためで、関数名と引数を変えれば警告が消える事が多いです。
コマンドラインベースでの設定も、C言語の入門書やネットの検索で見つかりますので参考にしましょう。
MacでC言語を使うには
私、実はMacはほとんど触った事がないもので、正直な所あまりよくわかりません。ネットで調べると
MacでC言語を扱う為の環境設定 : apple and review.dmg
http://blog.livedoor.jp/yumarimo_apple/archives/21261526.html
がヒットしました。
今はiPhoneアプリを開発するのにObjective-Cが利用される事が多いようなので、Objective-Cも組み込むとよさそうです。JAVAもAndroid用に使えると楽しいでしょう。
Macを使っている人が言っていたのですが、Macの方がWindowsより操作が楽なそうです。GUIをWindowsより先に実用化したので先行者利益というものがあるのかもしれません。ITの世界では早い者勝ちというのがありますから。携帯・タブレット市場で今後どのメーカーがデファクトスタンダードとなるのか、ここ数年は目が離せません。ただその業界で生きていく人は、当面は広くアンテナを張っていないといけないのかもしれません。
JavaとC言語の違い
Javaはちょっとかじっただけでわからない事も多いのですが、いろいろな所で言われている違いといえば、
C
昔から存在する言語
手続き型プログラミング言語
関数を組み合わせてプログラムを作る。
コンパイルするとネイティブコードの実行可能ファイルが作られるので速く動作する。
開発環境が用意されている環境で動作する。
Windowsに特化したプログラムはWindowsでしか動かない。
ハードウェア制御に使われている。
Cにクラスなどオブジェクト指向の要素を付け加えたC++言語はJavaに近い。
OSの開発に使われる。
Java
Cに比べれば新しい言語
オブジェクト指向言語
クラスを組み合わせてプログラムが構成されている。
コンパイルすると中間コードが作成される。Cで組んだものより実行時のスピードは遅いと言われている。
JavaVMが用意されている環境ならOS・ハードウェアの違いを超えて動作させる事ができる。
携帯のアプリ開発に使われている。
C言語の実行方法
C言語で書かれたソースファイルを動作させるにはまず、コンパイル(ビルド)させる必要があります。その結果作られたファイルを実行させます。コンパイルと実行の方法は開発環境により若干異なります。
・Visual C++ Express
Visual C++ Express Edition ダウンロードと使い方
http://dixq.net/vcpp.html
・Borland C++ Compiler
C言語プログラムの実行方法
http://s-ohe.com/C/SUT/programming_c.htm
・gcc
C言語講座 基本事項:プログラムの構成、コンパイル、実行
http://www.envinfo.uee.kyoto-u.ac.jp/user/susaki/c/kihon_compile.html
・学習用C言語開発環境
学習用C言語開発環境 Ver 0.0.9.0
http://9cguide.appspot.com/p_9cide.html
・LSI C-86 試食版
LSC86
http://www.ccad.sist.chukyo-u.ac.jp/~mito/syllabi/prev/cprog02/LSIc86/index.htm
・codepad
Web上で、さまざまな言語のコンパイル実行を行う事ができます。
ソースを入力して、Run codeにチェックが入っている事を確認し、submitボタンを押します。
codepad
http://codepad.org/
C言語のフリーソフト
・Visual C++ 2010 Express
個人的には一押しです。
こちらのサイトでは、インストールの流れが書いてあります。
太田研究室 > Visual C++ 2010 Express インストール メモ
http://cvwww.ee.ous.ac.jp/vc10inst.html
・学習用C言語開発環境
エラーメッセージが親切な学習用C言語開発環境をダウンロードできます。
苦しんで覚えるC言語
http://9cguide.appspot.com/
・Borland C++ Compiler
このコンパイラを便利にする関連エディタツールが、VectorやGoogleなどで検索すると見つかります。「Visual Windows for BC++」や「C言語を始めよう」がVectorで人気あります。
ダウンロード及びインストール – Borland C++ Compiler 5.5のインストール
http://www.cppdrive.jp/bcc/install/index1.html#section1
・Borland C++ Compilerの操作を簡単にするツール
→Visual Windows for BC++
http://www.vector.co.jp/soft/win95/prog/se326602.html
→C言語を始めよう
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/prog/se466561.html
・LSI C-86 試食版
LSI C-86の詳細情報 : Vector ソフトを探す!
http://www.vector.co.jp/soft/maker/lsi/se001169.html
LSI-Cコンパイラのインストール方法
http://www.setsunan.ac.jp/~center/kyositu/freec/lsic.html
WindowsでC言語
WindowsでC言語のプログラミングを行うのでしたら、有償版のVisual Studioがおすすめです。
慣れてくると、MFCを使いWindows上でダイアログベースのソフトを凝ったものでなければ、簡単に作れるようになります。コマンドラインベースで使うフリーのC言語コンパイラは学習用には良いのですが、見栄えのするソフトを作るのは大変です。
ただ人により合う合わないというのも存在するので、Windows上でC言語の開発環境の構築法について書かれているサイトを紹介します。
・Visual C++ 2010 Express
Visual C++インストール
http://www.cppdrive.jp/vc/
・Borland C++ Compiler 5.5
ダウンロード及びインストール – Borland C++ Compiler 5.5のインストール
http://www.cppdrive.jp/bcc/install/index1.html#section1
・Eclipse + MinGW
Windows 7 で C/C++ の開発・実行環境を整える! – RinGoon POP!!
http://ringoon.jp/2010/06/16/windows-7-cc.html
コンパイル
■Visual C++でコンパイル(ビルド)する方法
VC++でC言語のソースプログラムをコンパイルする方法は、次の2サイトを読むとよくわかります。
夕暮ログ Visual C++で純粋なC言語としてコンパイルする方法
http://tinqwill.blog59.fc2.com/blog-entry-68.html
C 言語入門
http://mail2.nara-edu.ac.jp/~asait/c_program/part1.htm
整理するとC言語のコンパイルは、画面にすると2つの方法があります。
①MS-DOSプロンプトのような画面からコンパイルする方法。
②統合開発環境からコンパイル(ビルド)する方法
①は入門者向けです。②は環境に慣れてくるとできるようになります。
②はデバッグが簡単です。②に進むと①に戻る事は少なくなるでしょう。
ファイルの拡張子をcにする事と、[夕暮れログ]で紹介されている設定方法で、C言語としてコンパイルする事ができます。
■Borland C++ Compiler 5.5でコンパイル・実行する方法
サンプルプログラムのコンパイルと実行テスト – Borland C++ Compiler 5.5のインストール
http://www.cppdrive.jp/bcc/install/index4.html
ダウンロード
無料でダウンロードできるC言語の開発環境はいくつかありますが、私のおすすめは無償版でなく、ダウンロードができない有償版のVisual Studioです。無償版で開発に慣れてしまうと、有償版についてくるMFCで簡単に作れる機能ができないものなんだと思い込んでしまう恐れがあるからです。その他無料の開発環境はありますが、ダイアログにボタンを張るだけでも大変な気がします。コマンドラインソフトで終わらせるのならいいですが、MFCを使えばウインドウにボタンやエディットボックスなど、様々なコントロールを張り付けた画面が簡単に作れます。ネイティブコードの出力により、高速・コンパクトな実行可能ファイルが作成できるのも魅力です。
他の選択方法として、自分の会社・学校などで使われている開発環境と同じものをそろえるという方法もあります。Linux系を採用している所もひょっとしたらあるかもしれません。
結局の所、何の目的でC言語を学習するのかにもよると思います。